あがり症だと思い込む
あがり症ではない人が、極度の思い込みによって「アガリ」状態になってしまう。そんなことが実際にあります。
これは一種の自己暗示にちかい状態で、直接あがり症の原因になる事が何もないのに、頭の中で「あがってしまうのでは…」と思う事により、あがり症を引き起してしまう。
すなわち、「あがる(緊張する)」と思うから、あがってしまうということがあるのです。
「暗示」という言葉を聞いたことがあるとおもいますが、暗示というのは、なにも心理学の専門家ではなくてもかけられるものです。催眠術のようなもので、実は一流のスポーツ選手も最大限の力を発揮するために自分でやる「自己暗示」と原理は同じなのです。
今回の場合は、この逆ですね。
あがり症だと思う込むことで、あがり症を演出した自分を作り上げてしまっていたわけです。暗示にかかりにくい人は別ですが、大抵の人はかかりやすいのです。
暗示の効果はほかにもあります。我が子に「良く出来たね」と褒めて育てるのと、「お前はダメだ」と言い聞かせるのでは、前者のほうがプラス思考で育ち才能を開花させると言われています。
ということで・・・。
あなたは、あがり症を克服します。
あなたは、人と話すことが苦手だと今まで思っていたのは思い込みでした。
あなたは、人とコミュニケーションを取ることが決して嫌いなわけではありません。
(何度も自分に言い聞かせてくださいネ!)
過去の失敗
昔、あがり症で失敗した過去を思い出してしまい、
その恥ずかしさが恐怖となって、上手く話せない・・・といった原因があります。
私たち人間は、過去の体験が影響を及ぼすシーンが多々あります。
過去に人前で話をしたときに、失敗した経験のある方は今回もまた失敗してしまうと思い込んでしまうのと同じことですね。
しかし、あがり症は、いつも同じ場面になると起きてしまうのか?と言えばそうとも限らないのです。むしろ、そういった経験が積み重なれば「慣れて」しまうので、2回目よりは3回目のほうが上手くなっているのが必然だったりするのです。
過去に一度、失敗してしまった状況・条件に、再び遭遇するケースはかなり稀でしょう。
聞いている人も変わるでしょうし、場所も変わるかもしれません。過去に失敗した経験がなかなか拭えず、毎回それが気になってしまう人は、そのシチュエーションが、初体験だからです。過去にあがり症で失敗した時と同じ条件ではないからなのです。
当然、別な人を相手にした場合は、そのシチュエーションというのは毎回「初めての体験」なのですから、あがってしまうのは当たり前なのです。それはあがり症が原因とはいえないのです。
気をつけなければいけないのは、それを「あがり症」が原因と思い込んでしまって、自分を責めてしまうことです。ちがいます。初対面の人を相手に話をするのは、通常の人であっても緊張してしまうものなのですから。
ためしに、誰かに協力してもらい、その同じ人を相手に毎回練習してみてください。 反復練習は裏切りません。
あのイチロー選手だって、そう言っています。
慣れていない(経験不足)
慣れていない(経験不足や体験不足)が、あがり症の原因であることが多いです。
私たち人間は、経験があまりないこと、体験したことのないことには強い不安を感じます。 その不安が、あがり症の原因になるわけです。
「あがりやすい」という人に、「あなたは過去に何回あがった経験がありますか」と尋ねると、たいていの人は数回から10回は経験があると答えています。
しかし、やはり経験が多い人ほど、あがった経験値に比例して、あがり症が治ったというのです。 つまり、「あがりやすい=経験不足」ということです。今まで経験することを避けて来たり、断り続けてきた結果が出ているのかも知れませんが、あなたが極度にあがってしまった経験が、まだ10回程度なら それは正常です。
まだまだ慣れていないのですから、対処能力に欠けているのは当たり前なのです。
慣れていないことをするのは、誰だって緊張するものです。あがり症だからって、特別に緊張するわけじゃないんですよ。^^
プライドが高い
プライドが高い人は自己防衛本能が高いともいえます。
自分の意志以外に決定されるのをひどく嫌い、本能的に自分を守ろうとします。
この本能は、人が人間として生きるために大切な要素のひとつですが、
時として強く働き過ぎる傾向があります。強く働き過ぎ、結果的に自分を守りきれない状態を作り、アガリを引き起こします。
プライドが高いと、「良い格好良くみせよう」「上手く見せよう」「自分を大きく見せたい」「良く思われたい」・・・等といった思いとか、逆に、「欠点を隠そう」「恥をかかかないようしよう」「笑われないようにしよう」・・・という形で心に強く働き過ぎ、失敗に対する恐怖と不安が起こり、あがり症の原因になっていたのです。
日本人は特に「恥を怖がる」性格の方が多いです。
恥に対して異様に神経質な人種なのです。
また、責任感が強すぎる人も、失敗してはいけないという気持ちが強いために、自己防衛本能が働き、結果として背伸びをして「あがり症」を引き起こがちです。責任感が強いことは良いことですが、少し間違うと、自分自身を縛る結果になってしまいます。
自己防衛本能が強く働く場面とは?
- 自分より目上、上位、年上の人等の前で話す時
- 自分より社会的に地位の高い人の前で話す時
- 自分の前後にうまい人がいる場合
- トップバッターで話す時
- 意識する異性がいる場合
- 責任の重い話しをする場合、また重い立場で話す場合
- 攻撃を受けそうな時、反対、反論が出そうな(あるいは出る)場合
- 身だしなみに問題がある場合
- 「この方は大ベテランです」などと紹介された場合
- 親戚、兄弟、両親等、身近かな人がいる場合
訓練・練習不足
あがり症の原因として、訓練不足や練習不足なのが原因に挙げられます。
相手に話す内容が頭に入っていない、うろ覚えの状態なので、
話す途中で内容がとんでしまったり、下調べ不足、十分準備をせず人前に立った場合、
それらが自信のなさとなって、あがり症を引き起こしてしまうのです。
対処能力も不足し、正しい対処ができず、うろたえ、さらにアガリを引き起こしてしまいます。余りにも当たり前過ぎる原因、自業自得です。周到に準備をした話し手のみが、自信をもつ資格を得るのです。
あがり症の原因は姿勢から
あがり症の原因として、身体的な原因があります。
たとえば、気持ちと体は密接な関係があり、落ち込んでいるときは自然と姿勢が前かがみになりますし、また呼吸も、あがり症の人はため息交じりになったりしますよね。
あがり症が引け目となって自信が持てずに話している人は、他人から見て、すぐにあがり症だとわかってしまうような姿勢をとってしっている場合がほとんどなのです。
思い当たる節がある方は、まずは姿勢を身体的な原因を取り除きましょう。
姿勢が正しくないと心まで影響するのが事実です。
あがり症の人は、あがり症の姿勢と体をしていることになります。
ですので呼吸も、あがり症の人の呼吸法になってしまっているわけです。
普段は気づきにくい部分ではありますが、どちらも異常な状態であることは事実です。
なんでもないようですが、あがり症の大きな原因の一つとなっているので、あがり症が影響して身体の調子が悪いと思ったときは、大きく深呼吸をしてリラックスして、姿勢を正しましょう。簡単にできることですので、実践してみてくださいね。
